を読んでいて心に響いた内容をまとめています。(語順を変えたり、表現を省いたりしていますので正確な引用ではありません)
対象をどれだけ愛せるか、どれだけ「好き」なのかという度合いが競争力の源泉となる。
時間だけが私たちに平等に与えられた資源であり、その時間を対象に惜しみなく注ぎ込む勤勉の重要性が増している。
「けものみち」とは、好きなこと、やりたいこと、やりたくなくてもできることを組み合わせ、ときに組織に属するもよし、属さぬもよし、人とのさまざまな出会いを大切にしながら「個としてのストーリー」を組み立て、何とかゴチャゴチャと生きていく世界だ。
ウェブ進化は、個をエンパワーするものである。個の可能性は、一つの専門性には制限されない。専門性や志向性の複合技で個の総合力を定義し、その力で自由に社会を生きていく。それが「けものみち」を歩くということだ。
「けものみち」に対する不安を「自由な気持ち」に変化させるには、定義した自分の能力に対して誰かにいくばくかのお金を支払ってもらう経験を、できるだけ早い時期から積むことかなと思う。
すなわち価格の相場が決まっていないところで「能力の取引」をして稼ぐ経験である。
500枚入る名刺ホルダーに、仮に自分が組織を離れて一人になったとき、自分の能力に正当な対価を支払ってくれそうな人だけを入れる。
ネット上で知り合った人から、リアルの仕事上の知己、親、親戚、先輩、友人、後輩に至るまでの自分が関係するすべてを対象に、「一人になった自分」を正当に評価してお金を支払ってくれる可能性が少しでもあるかどうかだけを判断基準に、その名刺ホルダーを埋めていく。
「けものみち力」の要素
- 進取の気性に富む、積極性、自己表現欲求
- 広い問題意識、高速道路の外の世界への関心
- 情報収集力
- 行動力
- 積極性、勇気
- スピード感
- 常識
- 明るさ、素直さ、人に好かれる性格
- コミュニティ・リーダーシップ
- コミュニケーション能力
- 気遣い、やさしさ、柔軟性、反射神経的に判断して物事を決める力
これらは、人間としてごく常識的で、少し積極的に日常を丁寧に生きることに他ならない。
傷つきやすい人は「けものみち」で挫折しやすい。
ある人が発している信号を、誰か別の人がしっかりと正しく受け止めるなんてことは、そもそもとても難しいことだ。
「一人で生きるコツ」とはこういった発想や行動の組み合わせ。
- あらゆる面で徹底的にネットを活用すること
- 自分の志向性や専門性や人間関係を拠り所に「自分にしか生み出せない価値」を定義して、常に情報を発信していくこと
- 自分の価値を理解して対価を支払ってくれる人が存在する状態を維持しようと心掛けること
- コモディティ化だけは絶対にしないと決心すること
- 必ず新しい要素を自分の専門性やスキルに加えていくこと
- 積極的に人間関係を構築し、人との出会いを大切にすること
- 組織に属するときでも個を輝かせようと努力すること
正しいときに正しい場所にいる
「in the right place at the right time」偶然やめぐり合いによって、人生が大きく展開していく。
誰かの心に印象を残し、大切なときにその誰かから誘われる力。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)