Mac では Quicksilver というランチャというか実行環境のようなものがあります。 Mac OS X ではデフォルトで Spotlight というローカルマシン上の検索システムが使えるので単純なアプリケーションの起動や指定したディレクトリを Finder で開いたりするのは Spotlight だけでも十分ですが、Quicksiver ではファイルを開くアプリケーションを指定したり検索したディレクトリのサブディレクトリを開いたりとファイラ的な機能が備わっています。
同じようなアプリケーションに Alfred がありますが、見た目があまり好みではないのと拡張機能パックが有料だったので私は何となく Quicksiver の方を使っています。
さて、そんな Quicksiver に shell から引数(?)を渡せる qs コマンドというものがありましたのでインストールしてみました。Quicksiver のウィンドウを表示させた状態で Command + , を押して設定画面を表示したら、まず Plugins で Not Installed の中から Command Line Tool を選択してインストールします。
次に Preferences で Command Line Tool を選択すると Install というボタンがあるのでそれをクリックすれば OK です。これでターミナルから qs コマンドを利用できるようになりました。
$ which qs
/usr/bin/qs
↑ /usr/bin にインストールされています。 qs コマンドの引数や他のコマンドからパイプ | でつなぐことで Quicksiver の最初のペインにテキストを渡すことができます。
$ echo hello | qs
マニュアル( Quicksilver User Manual )によると Emacs から qs コマンドにテキストを渡すこともできるようですね。