org-mode ファイルごとの設定について

以前から Emacs の org-mode は何となく使っていて、適当な使い方であっても他には代えがたい便利さがあるので私にとっては手放せないツールの一つとなっています。

最近、タスク管理について少しまじめに取り組もうかという思いが強くなり、org-mode について色々と調べていたのですが、便利な設定の存在を知ったので書いておきます。例えば以下に挙げたようなことが設定可能です。

  • ファイルを開いた時の見出しの展開具合(トップレベルのみ or 全ての見出し など)
  • トップ以下の見出しのアスタリスク * を右端のみ表示にする
  • TODO ステータスを DONE にしたタイムスタンプを記録する
  • TODO キーワードやタグを設定する

いくつか設定例を見てみましょう。

;; トップレベルのみ表示(デフォルト)
#+STARTUP: overview

;; すべての見出しを表示
#+STARTUP: content

;; 何も折りたたまず全体を表示
#+STARTUP: showall
;; 見出しの全てのアスタリスク * を表示
#+STARTUP: showstars

;; 見出しの右端のアスタリスク * のみを表示
#+STARTUP: hidestars
;; タグを設定
#+TAGS: hoge(h) fuga(f) piyo(p)

このように #+ から始まる行に設定を書いておけば次回以降ファイルを開いたときに設定が有効になります。記述してすぐに反映させたい場合は当該行で C-c C-c とすればよいようです。

個人的には #+STARTUP: hidestars が一番うれしかったです。見出しの階層が 3 段以上になってくるとアスタリスクだらけでどうも見づらく感じていたのですが、その問題が一気に解消されました。